AIが流行りだして早数年いろいろな業務で組み込まれ、また分析手法の自動化の一つとしても様々な分野で適用されるようになってきています。
今日の本は、成果を上げ続けるトップ5％社員の行動、思考の特性をAIにより分析した結果をまとめた本になります。
といっても堅苦しいデータの羅列ではなくどちらかというとハウツー本、自己啓発本に類するものになります。私はこの本は自分の行動の見直し、振り返りになり、改善するヒントの一助になると思います。時間のない方は序章の5原則だけでも見ておくといいかもしれません。
１．目的のことだけを考える
「序章」より
２．弱みを見せる
３．挑戦を実験と捉える
４．意識変革をしない
５．常にギャップから考える
少し説明を加えると
１は過程や作業自体にフォーカスを当てず目的に集中する。
作業をすること自体に充実感を感じることなく、最終目的にフォーカスし、達成感を目指す、ということ
２は弱みを敢えてみせることで回りをうまく巻き込む
３は失敗は経験と考えるということ。
４は意識を変えるよりまず行動するということ。
５は現在とゴールがわかれば間を埋める問題解決のみが重要
ここを見るだけでもトップ社員の行動特性がわかりますね。
すなわち、まず動くということ。そして素早くPDCAを回す、これにつきます。
本書で紹介する成功パターンは、すぐにパッと魔法のように成果が出るわけではありません。
「はじめに」より
ダメージを低減させながら、成功に向けた行動実験をするための材料です。
トップ「５％社員」は、「休日はしっかり休養する」と答えた人が79％もいます。
家族とゆっくり食事をとってリラックスしたり、有酸素運動をして爽快感を得たりしています。
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１好きなことを自分で選んで自分でする
２適度に有酸素運動をする
３読書
人間は自己選択権に幸福を感じるそうです。指示ではなく自分で選択して、読書、買い物等する。そのことがリラックスにつながり、メンタルのリフレッシュとなります。
また、散歩や、ストレッチ、ランニングをする。とくに定期的にランニングをするひとが95％の一般社員の3倍以上とのことです。さらにそこで人脈も得ていることもあり、ますます一般社員との差は開きますね。
「5％社員」は1年で48.2冊の本を読んでるそう。その他社員平均では2.2冊だそうです。ネットの情報だけでなくまとまった情報を書籍等から得る。この情報量の差が積み重なっていくようです。
緊急度は低いが重要度の高い仕事に時間を費やすために
「未来のために時間を作り出す」というポジティブな心構えが必要
「デザイン思考」とは、ユーザーの痛みや悩みを理解し、その発生原因を定義して仮説を立て（プロトタイピング）、それを外部のヒアリングを元に解決策を改良していく問題解決のか「型」です。
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プロジェクトの・・メンバー間のコミュニケーションを重視します。
問題の本質は何か、根本的に解決する策は何か、といった活発な意見交換が必要になります。
結局のところ一人でできる仕事なんて大したことないんですよね。どれだけ人をうまく巻き込んで大きな仕事をするか。それが会社員に求められるスキルなんです。Googleのようにそれが社風として出来上がっている会社ではいいですが、多くの日本の企業ではそれができずもがいているのが現状です。
だからこそ、巻き込み力を持つ人が上に自然と行けることになります。
普段から何気ない雑談をしつつ自分自身の「営業」をすることが横のつながりが大事なんですよね。
デザイン思考５つのステップについて
共感、問題定義、創造、試作、テスト。コンサルの問題解決の教科書みたいですがこれが大事なんですね。
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楽天：AI分析でわかったトップ5％社員の習慣
AI分析でわかったトップ５％社員の習慣
著者：越川慎司
出版社：ディスカヴァー・トゥエンティワン
ISBN： 9784799326084
はじめに
序章 AIで1万8000人分析してわかった、ずば抜けた結果を出す人の五原則
第1章 良かれと思ってやってしまう「95％社員」の行動
第2章 トップ「５％社員」のシンプルな思考と行動
第3章 トップ「５％社員」の強いチームをつくる発言
第4章 トップ「５％社員」のすぐやる習慣
第5章 今日からできるトップ「５％社員」のルーティン
あとがき
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