今日の一冊はSBIホールディングスの北尾社長のブログを元にまとめなおした一冊です。
どうやって心を養うのか具体的に知りたいと思われる方もいるでしょう ・・
結論から言えば佳書を読むことです。・・
『佳書とは、それを読むことによって、我々の呼吸・血液・体液を気抑止、精神の鼓動を昴めたり、沈着かせたり、霊魂を神仏に近づけたりする書のことです。』
歴史・哲学の書物です。
佳書によって、人格を陶冶することができるとの主張です。
社長となる方は一般社員とそもそも発想の原点、思考のベースにある想い・心構えが違っています。
それはその方自身の経験によるところも大きいかと思いますが、何を学んできたかにも大きく異なるように思えます。
『我を知る者は其れ天か』(検問第十四の三十七)人生のいかなる逆境も、わが為に神仏から与えられたものとして回避しない
人生には、予想もしないような困難に遭遇することがあります。そんな時に不遇を嘆くのではなく、天の与えたもうた試練と思い、そのままを素直に受け入れる、といった態度が一番良いのではないかと思っています。
命を全うする
人生二度ない
大道廃れて仁義あり
どの相手に対しても、リスペクトを持ち、接しております。度を越えた無礼者が現れたならば、立ち向かうと思いますが、その前に異変を感じ、近づきません。
一人の生きた人格を尊敬して、自己を磨いていこうとし始めた時、その態度を「敬」と言うのです。それ故敬とか尊敬とかいうのは、優れた人格を対象として、その人に自分の一切をささげる所に、おのずから湧いてくる感情です。
憧れの人に直接対面で会い「自分の一切をささげる」程ではなかったと思うのであれば、次なる敬の対象を探し求める努力を続けていけば良いでしょう。
「人間関係のマサツ」を避けて立ち回ることこそ、世渡りの本質だ
私意がない、無理を通すことがない、物事に固執することがない、我を通すことがない
・・
孔子が此の四を絶った理由は、徳をどう磨いて行くかを考えた時、自らに課した解決の仕方ではなかったか、と私は理解しています。
天命を悟り、それを楽しむ心構え
転職と思えるか否かは、心底その仕事を楽しんでやっているか否か、だと考えています。
学校での試験の点数さえ良かったら「いい子」になってしまう生育環境こそが、今日の「敗子」を生んできているのではないでしょうか。
少なくとも週に一度くらい静かな環境に身を置くということは大変有意義だと思っています。
書の読み方として私が大事だと思うポイントを三つ挙げておきます。
第一に、批判的に読むということです。 ・・
第二に、主体的に読むということです。 ・・
第三に、知行合一的に現実に活かすということです。
いかがでしたか?将来上の役職を望んでいる方にはお薦めの一冊です。
この本で企業のトップとして何を考え、どのように行動するべきかを学ぶことができると思います。
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楽天:心を養う [ 北尾 吉孝 ]
ISBN:978-4879321442
はじめに
第1章 天命を知り、志を立てる
第2章 人間の進むべき道を学ぶ
第3章 人を動かし、夜を動かしていく
第4章 気を捉えて、自らを変えていく
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