「お話上手さん」が考えていること

読書

会社で一応管理職にあるので他の方とのコミュニケーションの取り方には気を使っています(つもり)。自分の意図を伝えることも難しいですが、相手が何を考え、何を訴えようとしているか。それを読み解くのもなかなか難しいです。
今日の1冊はそんなコミュニケーションのヒントとなる1冊です。インフルエンサー&コンサルタントのおばけ3号となのるお化け(『生きてた頃はマジでイケメンだった。イケメンすぎて職業がイケメンになるところだった』らしい、とのこと(笑))がとあるOLの部屋に居ついたところからストーリーが始まり、彼女の出来事をおばけに話すことでヒントを与えていく、そんな内容になっています。

誰がクライアントでも、人とのコミュニケーションの取り方や、コミュニケーションの前に心を整えるテクニックや、コミュニケーションの前に心を整えるテクニックや、コミュニケーションを取った後にどうその情報を処理するか、そして自分の心の守り方について、ひととおり基礎を覚えてもらうところがゴールだと思うのだ

コミュニケーションの技術は、コミュニケーションに悩む人にしか得られないのだ。

コミュニケーションの基本は、相手と会話の『軸』や『単位』を合わせることなのだ。

言われたからってすぐに相手の言うことを信じてはいけないのだ。それは相手がこっちに開示したい情報だからなのだ。なにか情報を目の前にした際、最初にやることは、その情報の客観性や信憑性を確認することなのだ。そのあとに、信じるか信じないかを決めるべきなのだ。言われたからって信じてたら、相手の印象戦略にハマっていくばかりなのだ。相手から与えられた情報でなく、こちらから読み取った情報で相手の実像を推理し、理解していくことが大事なのだ

人は自分の思いどおりのイメージを他人に持たせたい

そもそも、人のコミュニケーション方法を他人がコントロールするのは難しいのだ。だから、今回ならば相手を本のように扱って、『必要情報の在り処』として必要情報だけを的確に引き出せるようにコミュニケーションするのが賢明なのだ。ちょっと性格悪いかもしれないけど。

「感情は混濁する」
感情の分別を間違えると、本当は寂しいのに相手に『自分は怒っている』と伝えてしまったり、慰めの言葉が欲しいのに、怒りへの同意をもらってしまったりとコミュニケーションにズレが起きはじめる。

今後は自分の感情をカテゴライズする。自分の気持ちぐらい、わかるようにならなくちゃダメだ

強い言葉の毒に侵されたら、解毒してから行動しよう

この言葉の毒に対しては、感情の整理や忘れる時間を持つなどの解毒作業が必要。

(パートナーとの関係がマンネリなとき)
片方の趣味であったり、経験があったりする分野はオススメしないのだ。どうしても片方の知識や楽しみ方に、初体験側が引っ張られてしまって、楽しみ方や楽しさの押し付けみたいに感じてしまうのだ。大事なのは、お互いが全く同様の条件の環境で、ドキドキしたりワクワクしたり、過去知り得なかった体験を共有することなのだ。

相手に話題を振られたり返答を求められた際に、『うん、そうだね。それより~』とか『わからないなあ。あ、ところでさ~』みたいな火事で、相手の会話を一度切り落とすと、相手の会話と焦点が合わず、結果的にコミュニケーションの対象を失った話が消滅するのだ。

耐えきれないほどにツラい会話の際は、自分の興味や会話の軸をズラすことを率先して行い、会話の成立を阻害しよう。自らの評価全体を下げることも予想されるので、緊急避難かつ、奥の手として使うべし。

言葉の盾とは、言われた本人に自信がつく言葉をあげること。
盾を与える側は普段からの継続が大事。

コーチングは、激励や本人の気づきを引き出す際に使われる。
コンサルティングは手取り足取り『手段』を教える。コーチングは本人が知りえなかった『情報』を教えるだけ。
カウンセリング。これは建設的な意見や次の行動を促すことをしないのだ。聞き手との信頼関係を構築することが目的

コミュニケーションのコツがコンパクトにまとまっていてさらっと読めるので、コミュニケーションに悩んでいる方は読んでおいて損はないと思います。

「お話上手さん」が考えていること 会話ストレスがなくなる10のコツ
おばけ3号

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ISBN:978-4046049940

Introduction
Part1 言葉にする前に心の整理整頓で自分を守る
Lesson01 相手との会話の軸を合わせてみるのだ
Lesson02 言葉と行動から相手を見極めるのだ
Lesson03 暗黙のコミュニケーションを避けるのだ
Lesson04 感情のカテゴライズで自分の心を分析するのだ
Lesson05 言葉の毒を解毒するのだ
Part2 相手も大事にする”伝わる言葉”の選び方
Lesson06 コミュニケーションを作る材料を仕入れるのだ
Lesson07 会話を不成立にして会話をかわすのだ
Lesson08 言葉の盾を装備するのだ
Lesson09 アドバイスには種類があるのだ
Lesson10 「好意」という麻薬があるのだ
End Quotes

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