髙田明さんといえば言わずと知れたジャパネットたかたのあの(元)社長さんです。
今は息子さんに経営を譲られていますが、今日の一冊はその髙田さんが書かれた世阿弥の本になります。
世阿弥というのはご存じかもしれませんが室町時代の能の始祖です。本を読んでみてなぜ髙田さんが世阿弥に共感したのか、それは二人とも人前で演じる、ということを通じて他者へ自分の思いを伝えることを生業としていたからではないのでしょうか。
演じる、という動的な世界では安定不変はなく、常に一期一会であるということ
その時の天気や気温、周りにいる人との空気感そういったものすべてが演じることすべてに影響を与える。だからこそ謙虚に日々研鑽するようになったのではないでしょうか。
「自分史上最高」を追う生き方
一心不乱にやっていれば、最後は神様が助けてくれる。
人生にはうまくいかないときもあります。
そのときは少し我慢しながら、過去でも未来でもない、今というときを一生懸命に生きればいい。
それ以外に自分に降り掛かってくる問題を解決する手立てはありません。
今に200%、300%のエネルギーを注ぐのです。
そうすれば明日が変わり、明日が変われば1年後も変わります。
他の社長さんたちの考え方にも共通するのですが、(会社としてではなく)個人としてはライバルは常に自分自身であり、今日、今のみにきちんと集中しつくすことで明日、未来が開けるという意識。
このあたりが凡人と違う点だと思います。
他人にどれだけ気に病んでも他人は自分のことをそれほど気にしていないし、悪口雑言を並べても翌日には言ったことも忘れていることが多い。であるならば、今・ここ・自分にすべてを投入する、そのことが未来を切り開く、そういうメッセージを強く感じます。
そして、一つのことをやり抜いた方たちに共通するのはそれを他の方に伝え、他の人を助け、少しでも世のためになろうとするんですよね。私はまだそのような境地に達しませんが、せめて研鑽はし続けたいと思います。
髙田明と読む世阿弥
髙田明
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はじめに
第1章 <積み重ねる>自己更新
第2章 <伝える>プレゼンテーション
第3章 <変える>革新
第4章 <つなぐ>永続
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